ソウル旅行へ行ってきました(ソウルのタバコ事情)

2019年4月上旬に家族でソウル旅行へ行ってきました。

禁煙化推進の観点で、いろいろ感じたことがありましたので、つらつらと書いてみます。

※この記事は、2019年4月時点の状況を記載しています

飲食店の状況

ほとんどが完全禁煙で、日本国内のように「完全禁煙の店を探す」手間が無く、本当にありがたかったです。

焼肉は、正直言って日本と物価が殆ど変わらないですが、どのお店に行っても完全禁煙という点で、「選べる」のがうれしいです。

また、日本のように「禁煙だけどIQOSはOK」といった偽装禁煙のお店もありませんでした。

しかしながら、右の写真のように喫煙可(?)のお店もごくわずかにありました。韓国の受動喫煙防止法はあまり詳しくないのですが、何かしら基準があるのかもしれません。

コンビニタバコ

欧米などでは、タバコを陳列せずに販売するのが主流ですが、残念ながら韓国は日本と同じく、派手に陳列・広告して販売していました。

IQOSやgloなども販売されていました。

しかし、プルームテックはありませんでした。

※筆者注:その後、プルームテックを韓国内で販売展開するという報道がありました

路上喫煙の状況

明洞の中心部に宿泊したので、明洞の繁華街を歩きましたが、路上喫煙がまあまあありました。

日本では繁華街ではおおむね禁煙で1人か2人路上喫煙しているのがいるくらいですが、明洞ではポチポチ路上喫煙者がいました。それでも欧米ほどではなかったと感じています。

また、路上ではIQOSをしゃぶっている人が多くいました。韓国でも流行していますね。

路上喫煙禁止区域

韓国にも、路上喫煙禁止区域がありました。

なんて書いてあるのかわからない・・・。

 

喫煙所

明洞の中心部に公衆喫煙所がありました。

ポイ捨て

凄まじいレベルでした。

日曜日早朝に明洞の中心部でゴミひろいしたのですが、日本とはレベルが違っていました。

テーマパーク

ロッテワールド

非常に広大な敷地でしたが原則敷地内禁煙で、喫煙所は1か所しか現認できませんでした。

しかも仕切られた喫煙所だったので、煙は漏れ漏れではなく、丸一日ロッテワールドにいても、いっさい受動喫煙をうけることはありませんでした。

韓国民俗村

原則敷地内禁煙で、入口近くにある仕切られた喫煙所しかありませんでした。

ここでも受動喫煙被害に遭うことはありませんでした。

古民家が多いので、火災になったら大変です。

 

 

 

 

王様のコスプレをして徘徊していたら、美しい妓生の方々(モデルさんが撮影していた模様)に出くわして写真を撮らせてもらいました。右から2番目の妓生の方がキセルもってます(笑)

 

 

龍仁大長今パーク(旧MBCドラミア)

ホテルから2時間かけて電車と高速バスとタクシーを乗り継いで自力でいきました。山の中に作られた時代劇セットなだけに原則敷地内禁煙です。一歩間違えば山火事になりそうなたたずまい。

オープンな喫煙所が、撮影の拠点となる撮影関係者用の駐車場近くに数か所ありました。

他のテーマパークでは仕切られた喫煙所が標準でしたが、ここはいくつもオープンな喫煙所。おそらく役者さんに忖度しているのだと思います(実際には緩慢な自殺勧奨であり忖度してるとは言えないが)。

トイレも山の中の施設とは思えないほどきれいで、ウォシュレット付きのトイレもありました。

しかし、撮影所の中(撮影用の建築物の中)には一切喫煙所はありませんでした。

韓国民俗村から大長今パーク、と続くと、筆者が韓流時代劇おたくであることがバレバレですね。

 

 

 

 

ちょうど筆者が訪れたときに、ドラマ「緑豆の花」の撮影が行われていました。

役者さんが第一村人の格好で喫煙所でいっぷくしていたのが萎え萎えでございました。韓流時代劇にありがちな毒を盛られるという演出か?

なお、韓国は2002年からテレビにおける喫煙シーンの自主規制が行われており、現在は時代劇だろうと何だろうと一切喫煙シーンが出てきません。

ちょうど2002年前後に放映された、冬のソナタでは初期だけにヨン様の喫煙シーンがあって、その後の不幸は「すべて喫煙のせいだ」と家族で語り合ったものです(-ε-)。

また、同じく2002年ころに放映された商道(サンド)でも、最初だけ大行首様の喫煙シーンがありました。商道(サンド)は面白いので観るべき。絶対観るべき。

その他タバコとは関係ない情報

2019年4月時点の「感想」です。状況は変わることもありますので、自己責任で参考にしてください。

共通

  1. 親子4人(ダブルベッド×2)という点では、セジョンホテルが最も安かった。
  2. セジョンホテルは、①ウォシュレット付き、②禁煙、③地下鉄の入口が目の前にありアクセスが良い、④明洞という繁華街のど真ん中でありながらそれほどうるさくない、⑤フロントで日本語が通じる、という点で良かった。
    一方で、部屋が暑かった。建物が古いせいか、空調の調整があまりできないのが難点。また、ダブルベッドとはいえクイーンサイズではないので、小学生と添い寝するには少し狭い。息子がベッドから落ちた。
  3. なお、①ウォシュレット付き、②禁煙、③地下鉄の入口が目の前にありアクセスが良い、④明洞という繁華街のど真ん中、⑤4人1部屋が借りられるという、金額もほぼ同条件のホテルで「メトロホテル」もあり、どちらにするか2時間くらい迷ったが、トリップアドバイザーの口コミで「壁が薄く音がうるさい」「隣の部屋のテレビや会話が聞こえてくる」という騒音の問題が多く書き込まれていたため、セジョンホテルにした。
  4. 【ネットワーク】家族旅行であり別行動は原則行わない、という前提であり、かつ、iPhone4台持参だったので、SIMカードではなく、レンタルWifiにした。通信量無制限としたが、4泊5日で使用した通信が4台あわせて、なぜか12GBと巨大だったことを考えると(アプリのアップデート?)、無制限にして良かった
  5. 韓国はクレジットカード社会と、ガイドブックやネットの口コミに記載があったが、意外とクレジットカードが使えないところが多かった。一部の飲食店や、公共交通機関は使えなかった。
    一方、コンビニや、テーマパークのちょっとした出店(ワッフルの屋台など)でもクレジットカードが使えたので、それは便利だった。
  6. 空港(10000円で95000ウォン)よりも、街中の両替所(自分が替えたところは10000円で100500ウォン)のほうがレートが良い。500円くらい違う。中心部よりも街はずれのほうがレートが良い。
  7. 金浦空港からはタクシーが一番楽だしクレカが使えるが、夕刻は超渋滞しガイドブックに記載されている目安(金浦空港からソウル中心部まで30分~1時間で2~3万ウォン)を大きく振り切って、1時間半かかって35000ウォンとられたので、余裕があれば電車のほうが良いかも。(電車だと1人当たり200円未満で行けるらしい)
  8. 土産はセブンイレブンが、実はばらまき土産が一番安かったというオチ。なんでもハングル表記なので安いお菓子でもそれらしく見える。
  9. 韓国の方々はとても親切。街中でちょっと困ってると話しかけてきて助けてくれる。テーマパークのinformationカウンターなどは、懇切丁寧にGoogle翻訳を駆使して教えてくれる。儒教国家のせいか、日本人よりも他者にやさしい。もちろん、稀に強引に割り込んできたり、ぼったくってこようとする者もいるが、それは日本でも一緒。
  10. 地下鉄は、入口や案内表示は日本語も併記されている。
  11. しかし行き先などはハングルのみだったりすることが多く、どのホームに乗ればよいのかかなり悩む。特に上りと下りがわかりにくい。
  12. 地下鉄車内は、最新式の車両だと車内のディスプレイに日本語つきで行き先や次の駅が表示される。しかし古い車両だと電光掲示板にハングルのみ記載。この場合、まったくわからない。駅に着くたびに注意深く外を見て、その駅の番号を確認するしかない。
  13. 地下鉄は、上りと下りで改札が異なる場合があり、誤って違う改札に入ると大変なことになる(例にもれず我が家もやっちまった)。上りか下りかも非常にわかりづらい。
  14. 韓国の地下鉄アプリが便利。オフラインでも見れる。
  15. コネスト地図アプリも日本語が記載してあって便利。
  16. 過去に家族旅行したシンガポール、台湾、香港は英語と漢字が併記だったので何が書いてあるか概ね理解できたが、韓国はハングルなのでさっぱりわからない。Google翻訳アプリ必須。大活躍だった。

ロッテワールド

  1. どうしても行きたいという同行者がいなければ、韓国まで行ってロッテワールドに行く必要ないかな、という感想です。
  2. ただし、韓流の現代劇では頻繁にロケ地となるため、韓流現代劇が好きな方にはその点でたまらないかもしれません。
  3. ロッテワールドは、コネストでチケットを手配すると格安(4割引きくらい)で行ける
  4. 平日で晴れでも激混み。時間の経過とともにだんだん混んでくるので、絶叫系は早々に乗るべき。
  5. マジックパスというディズニーランドでいうところのファストパスがある。マジックパスの取り方は以下の3通りあるが、いろいろ難しい。マジックパスは3回しかとれないので注意。
    ①キオスクでとる:同行者の時間がバラバラになる(スタッフが親切にもOKしてくれたが)
    ②アプリでとる:向こう1時間ちょっとしか予約ができず、すぐ埋まってしまう
    ③アトラクションの入口でとる:広大なテーマパーク内を走り回っていちいち現地までいかないといけない。また、同行者の時間がバラバラになる。
    金があれば、マジックパスプレミアムを1人10万ウォン(約1万円)で購入できるので、時間を金で買うのであればお勧め。
  6. 絶叫系は、①アトランティス(ビッグサンダーマウンテン的)、②ジャイロスイング、③彗星特急(スペースマウンテン的)、④バンジードロップ(どの遊園地にもある垂直におちるやつ)、⑤フレンチレボリューション2VR、がお勧め。でも激混み。
  7. アクアリウムやアイススケートなど付帯施設があるが、1日で上記絶叫系を回りきるのがやっと。絶叫系をまわるだけで万歩計が2万歩いってしまい、女性や子供は力尽きてしまう。

韓流時代劇マニア向け

韓流時代劇マニアは、韓国民俗村と龍仁大長今パークは聖地であり、必須。
韓流時代劇を見ていない人は行ってもつまらないと思う。もし行く予定がある場合には、最低限、「チャングムの誓い」は見ておくべき。時間があれば「トンイ」や「オクニョ」までみておくと、かなり楽しめる。
どちらのテーマパークも、外国人向けのクーポンつきパンフレットを観光案内所で人数分ゲットしておくと、200円~300円割引できる。
■韓国民俗村
  1. ガイドやネットだと、水原駅から無料シャトルバスを推奨されるが、無料シャトルバスは10:30と12:30しかなくそれに縛られるので、上葛駅(サンガル駅)からタクシー(4000ウォン弱でいける)が一番早くて楽。
  2. 韓服のレンタルは、入口よりもずっと手前(左手側)にあるので、入場する前にまずコスプレ。大人は4時間という時間制限あり。男性は、王様のコスプレ一択。王様だと、キャストの方々が「チョーナー!(殿下!)」と色々絡んでくれて楽しいです。
  3. ツアーだと半日コース(正味2時間の滞在)が多いが、韓流時代劇マニアにとっては、楽しすぎて2時間ではとうてい回り切れない。1日かけていくべき。
  4. 時間が決まっている無料のショーは、必ず最前列をとって見るべき。韓流時代劇マニアにとって、楽しさはディズニーランドのパレードの比じゃないです。結婚式は観客との絡みが無く、キャストも一緒に写真撮ってくれなかったのでちょっとつまらなかった。
  5. 土日休日だと非常に混むらしいので、平日に行くのがお勧め。
  6. 夏に行くべきではない。とにかく歩く。一日回って2万歩。
■龍仁大長今パーク
  1. ツアーで行く場合は、1人4000円から。バスで送り迎えしてもらえたり解説がついたりするが、2時間という時間制限があるため、じっくり回れない。我が家が訪れたときは、非常にすいていたのに回りきるのに4時間かかりました。
  2. 自力で行く場合、電車、高速バス、タクシーを乗り継いで2時間かけていくことになるが、1人当たりチケット・交通費あわせて2000円弱で行くことができ、時間制限なく、じっくり観覧することができる。
  3. 自力で行く場合、このサイトが非常にわかりやすくておすすめ。
  4. 高速バスは、クレジットカード不可、窓口は日本語通じないので注意。
  5. 高速バスは、高速を降りてから3番目のバス停。バスの運転手に予め「ぺガム」と伝えておくと、声をかけてくれる。
  6. ペガムについたら、タクシーがいると「MBC」といえば通じる。バスよりもタクシーがおすすめ。
  7. 現地に着いたら、まずは有料のトラムで頂上に行き、下りながら見学するのがお勧め。施設内の高低差が非常に激しいので、のぼっていくのは、けっこうきつい。
  8. 我が家は最高気温12度の日に行ったが、それでも蚊柱や虫が多かった。夏に行ったら蜂や蚊や蛇に注意。パンフレットにも蜂や蛇に注意と記載あり。夏に行ったら即刻熱中症になりそうなのでお勧めできない。
  9. 昔の街並みや王城を再現しているだけに、アップダウンや凸凹が本当に激しいので、スニーカーじゃないと無理。
  10. 食事処がない!カフェとパンが買える店しかない。水やお菓子を持って行くのがお勧め。
  11. 全部まわってやはり20000歩。かなり歩く。
  12. ドラマを撮影していることがある。我が家も出くわした!
  13. 帰りは、チケット売り場でタクシーを呼んでもらえる。