禁煙化推進は、一人の活動では範囲・質ともに限界があります。

そのため、禁煙推進に理解ある仲間と繋がっていく仲間づくりをしていく必要があります。

以下、仲間の作り方について述べていきます。

ソーシャルネットワークサービス(Facebook)で仲間を作る

Twitterは受動喫煙被害や禁煙化が進まない日本・地域の現状を嘆くだけの愚痴投稿が圧倒的に多く、また「公開」であるために、重要な活動やノウハウ等については語られることは多くありません。

一方、日本各地で禁煙化推進で実績を出している人の多くがFacebookを使って交流や情報交換をしています。

まずは、そうした人たちとつながることが、禁煙化推進を学んでいくうえでも、孤独になりがちなこの活動における心の支えにしていくうえでも、重要です。

Facebookに本名で登録し、使い方を覚えたうえで、つながってみてください。

つながるときのポイント(筆者の個人的見解)

  1. 友達リクエストを送信する場合には、必ずメッセージを並行して送り、詳細な自己紹介(地域、職種、禁煙化推進にかける想い)を記載し身元が分かるようにすること。
    • 「友達リクエストの承認は会ったことのある人のみ」という方もいるので注意
    • 禁煙化推進に熱心な方は、基本的に知らない人でも禁煙化推進に努めてる方からの友達リクエストに寛容ですが、「タバコ産業側のスパイではないか」という疑いをもたれないように十分に配慮する必要があります。
  2. 愚痴ばかりは忌み嫌われます。建設的なやりとりをすること。
  3. 喫煙者への敵意はタブー。喫煙者もニコチン依存症という病気でありタバコ会社による被害者という考えを持つ方が多い。
  4. 受けたアドバイスには真摯に従い、実行すること。
  5. 繋がった人が呼びかけている活動に積極的に参画すること(パブリックコメントへの意見投稿や、要望の援護射撃、近場であれば講演会の参加など)。
  6. 禁煙関連のFacebookグループに参加申請する場合は、設定された設問に漏れなく誠実に回答すること。できればグループ管理者へメッセージを送ると好感触と思われる。

蛇足

禁煙推進や禁煙化推進に携わる人は、医者、つまり金持ちが多いです。

ウォールが、どこまでも「勝ち組」な自慢話に満ちていることがあります。

そうした自慢話に耐えられない方は、つながるだけでウォールをフォローしないほうが吉です。

ご参考⇒(外部サイト)「SNSにつながるのをやめたほうがいいのでは……」という人々について。

タバコ対策に関する情報交換は、禁煙化推進関連のグループなどでするとよいでしょう。

禁煙化推進団体に加入する

禁煙化推進団体は、地域団体や特定の活動を目的とした全国団体などがあります。

地域団体については、タバコフリーネットワーク(これも既に無力化してしまいましたが・・・)の参加団体一覧に、主な団体が掲載されていますが、このほかにも地域団体はあります。

基本的には、地域の団体には加入がおすすめです。

地元に仲間がいることが、最も心の支えになるためです。

自身の地域にない場合は、近くの禁煙化推進団体に加入するのもよいです。

多くの場合は、都道府県レベルでの活動ですが、稀に基礎自治体(市町村)レベルでの団体もあります。

ただし、活動レベルはまちまちです。

禁煙化推進ではなく、禁煙推進を主とした医療従事者が中心の団体も多いです。

まずは、会合を見学させてもらうのが良いと思います。

過激な活動をしている団体や、医療従事者や著名人でない者には冷たい団体もあるため、その傾向がみられる場合は加入は見合わせたほうが良いです。

さらに禁煙化推進団体の中には、いくつか関わってはいけない団体があります。もし加入を検討している団体が大丈夫なのか知りたい方は筆者まで個別にご連絡ください。

なお、禁煙関連の学会の加入をする必要があるかどうかについては、「禁煙関連の学会への加入要否◎」を参照ください。

 

なお、仲間づくりにあたって、注意しなければならないこともあります。それについては「仲間づくりをする上での留意点◎」を参照ください。

禁煙化推進オンライン研究会

禁煙化推進の手引でも、2020年6月に「禁煙化推進オンライン研究会」というコミュニティを立ち上げました。

メーリングリストとZoomでの研修会が中心ですが、ご興味のある方は「禁煙化推進オンライン研究会について・参加方法」をよくお読みになり入会ください。