タバコ対策は、様々な内外の利害が絡んでいるために、なかなか思うように進めていくことができません。
ここでは筆者の経験をもとに、「首長がタバコ対策に関心のない状況において、受動喫煙防止条例を制定する」ことをゴールとした場合の、タバコ対策の戦略について述べていきたいと思います。
戦略を語るうえでの前提となる心構えについては、医療関係者や市民活動家に向けて記載した「心構えをもつ」をご一読ください。
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- 戦略◎
- 情報収集する(お勧め書籍やWeb等)
- 庁内で勉強会を行う◎
- 外部医療団体と協働するネットワークを構築する◎
- 影響力のある団体に啓発を行う◎
- タバコに関する苦情をコントロールする◎
- 庁議や議会での研修会を行う◎
- 庁内横断会議を設置する◎
- 段階的に施策を進めていく◎
戦略◎

戦略は以下のとおりです。 --------------------------------------------------------------------------...
続きを読む庁内で勉強会を行う ◎

まず最初にやるべきことは勉強会です。 そして、繰り返し行っていくべきです。 勉強会の開催が重要な理由 知識の前提が同じでなければ、禁煙化のための施策を一枚岩となっ...
続きを読む外部医療団体と協働するネットワークを構築する ◎

行政においてタバコ対策を進めていくには、地域の医療団体と協働していくことが必要不可欠です。 地域の禁煙化推進でキーになるのが、医師会です。 ここでは、医師会へのアプロー...
続きを読む影響力のある団体に啓発を行う ◎
行政は様々な団体を後援していたり、常にかかわりを持っているかと思います。 こうした影響力を持つ団体において勉強会を行うことで、近い団体から徐々に輪を拡げていくことが重要です。...
続きを読むタバコに関する苦情をコントロールする ◎

市民からのタバコ問題に関する苦情は、そこそこ寄せられていると思います。 これらの苦情を把握し、分析し、関与していくことが重要です。 苦情を収集・分析する 他部署へ受動喫煙...
続きを読む庁議や議会での研修会を行う◎

現場レベルや、関係団体での啓発が十分に行われてきたら、次は意思決定に関わる方々の啓発に取り組んでいく必要があります。 どんなに現場が必要と考えていても、あるいは医師会等外部か...
続きを読む庁内横断会議を設置する ◎

タバコ対策、特に受動喫煙防止は様々な部署に関係してきます。 しかしながら、健康推進系の部署はタバコの有害性から市民を守る責務を負っていても、それを実現するための権限を持たない...
続きを読む段階的に施策を進めていく ◎

このページでは、行政における施策の検討のステップについて述べていきます。 ----------- 禁煙化推進の施策を検討しても、反対勢力が非常に多いです。 ...
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