これまで開催された禁煙化推進オンライン研究会の勉強会は以下の通りです。

2024年4月20日:成人男性労働者に対する禁煙支援を追究して

参加者:15人

中小企業事業所における30-40代の喫煙者、20代の喫煙者それぞれについて、喫煙や禁煙に関する状況を分析された結果を共有いただきました。
参加者からは、研究に対するアドバイスや、世代ごとのメンタリティや喫煙に対する考え方の違いなど意見交換があり、ご発表者の今後の研究に資する内容になったのではないかと思いました。

2024年3月17日:クリニック漫談 ~笑い・笑顔は禁煙に役立つのか?~

参加者17名

医師と漫談家の二刀流で有名な師匠に、漫談を披露いただきました。笑いの効用、禁煙と笑いについて考えるきっかけとなりました。

2024年2月25日:沖縄のタバコ対策~「組織トップ」の視点から~

参加者22名

長年沖縄のタバコ対策に取り組んでこられた傍ら、沖縄大学学長にご就任された山代先生に組織のトップとなって視座がどのように変わったのか語っていただきました。
対談の中で語られた、地域でつながりをつくり信頼を得てきた道筋は、組織や地域の中でタバコ対策を進めていこうとする皆様にとってきっと参考になったと思います。

2023年12月16日:禁煙化推進に活かすAI(ChatGPT)

参加者10名

日本禁煙学会学術総会や別団体で同じ講演をしていましたので参加者は少なかったですが、ChatGPTの何たるか、使い方、禁煙化推進での活用事例、注意点、今後の課題などについて説明し、その後ディスカッションを行いました。喫煙者とのやりとりや、権利侵害の注意点、ポスター作製など様々なアイディアが出てきました。

2023年11月25日:地域団体運営の課題とノウハウ共有

参加者13名

地域における禁煙化推進のための団体の運営や、地域活動、あるいは職域等の、組織的な活動に関する課題やノウハウについて、ディスカッションいたしました。

楽しいイベントでチームとして何かを成し遂げる、地域で人を養成する、各組織から人を出してもらう、業務を半ば強制的に割り振る、オンラインの様々なコミュニケーションツールを活用するなど、様々なアイディアが出ました。

2023年10月15日:マンション規約に『受動喫煙被害禁止』と明記されるまで ~2年間の経緯と今後~

参加者15名

分譲マンションにおいて隣人からの受動喫煙被害を受け、マンション規約に『受動喫煙被害禁止』と定めるに至るまでの、たいへんな苦労と今後の課題について、当事者からお話をうかがいました。その悲痛な声に、参加者一同、あらためて受動喫煙対策の必要性を痛感いたしました。

2023年9月23日:喫煙防止教育を発展させたがん予防教育

参加者14名

某県で、県全体にわたって喫煙防止教育を長年実践し、多くのつながりも築いている先生から、喫煙防止教育の実践的な内容、ポイント、意識しているポリシー、そしてがん教育等との絡め方について、お話をいただきました。

2023年8月5日:今後の禁煙化推進についてどうあるべきか・我々はどうしていくか

参加者14名

近年、コロナ禍やチャンピックスの出荷停止など、様々な外的要因・内的要因により、全国的に、禁煙化推進の活動・意識が急速に低調になってきているように感じます。
こうした危機感を共有するともに、この状況を打開するために我々が何をできるのかを、ディスカッションしました。

啓発のあり方から世代交代まで、様々な観点で濃密なディスカッションをいたしました。

2023年7月15日: 「喫煙でストレスを解消している」錯覚が起きるメカニズム(仮説)

参加者16名

喫煙でストレスは本当に解消しているのか?というテーマについて、タバコ産業に利用されてきた歴史からその誤解を解く図入りの解説により、わかりやすく解説いただきました。

より分かりやすく説明できる方法はないものか?と、この勉強会を使って参加者へのアンケートにより仮説を検証するという初の試みも行われました。

その後も、喫煙とストレスについて様々なディスカッションがありました。

2023年4月22日:加熱式タバコの認識度評価の試み

参加者14名

加熱式タバコについてどのような認識をもっているか、について調査票を作成し、さまざまな集団でアンケート調査をしたり、防煙授業の前後で認識度合いを測定し定量化したりする取り組みについて共有いただきました。

児童への調査結果について、様々な示唆があり、ディスカッションいたしました。

2023年3月26日:体験型防煙授業の活動報告

参加者13名

教育機関での子供たちへの防煙授業について、地域で関係者や学生・学校薬剤師を巻き込みながら、様々な工夫を重ねて展開していることを共有いただきました。

非常に熱意にあふれる内容で、参加者一同勇気をもらいました。その後のディスカッションも活発に行われ、相互に新しい気付きを得ることができました。

2023年3月11日:ChatGPTは、禁煙化推進にどのように活かせるか?

参加者12名

開催2日前に急遽企画した勉強会でしたが、12名の方にご参加頂き盛りあがりました。

主宰者よりChatGPTとは何か?から概要に始まり、実際の使い方・実演まで行い、グループディスカッションにてどのように活かせるかを話し合いました。

禁煙支援におけるカウンセリングや、わかりやすく伝えるための補助ツールとして活用する、英語の論文の日本語での要約など、たくさんのアイディアが出ました。

本勉強会は、主宰者によるレクチャー部分(15分程度)のみ、録画していますので、視聴したい方はお申し出ください(MLの2023/3/11 18:35付発信のNo.434にURL貼ってあります)

2023年2月25日:職域健康づくりにおけるストレスマネジメントと禁煙支援

参加者17名

ストレスの解消のためにタバコを吸うという喫煙者も多い中で、医療職・支援職として、どのようにストレスとの向き合い方を転換させていくのか、
ストレスに関する詳細なレクチャーと、ワークショップで充実した様々な気づきのある勉強会となりました。

2023年1月21日:やめたいけれどやめたくない~アンビバレンスと抵抗~意思と選択とその周辺

参加者20名

動機づけ面接法について、哲学的な側面で「意志」と「選択」の概念からアプローチしつつ、基本的な手法について解説いただきました。

質疑応答では、動機づけ面接法に関する質問だけでなく、講師が専門としている高血圧と喫煙との関係も話題になり、新たな学びが得られました。

2022年12月11日、12月30日:タバコ対策に関する意見交歓会

12月11日参加者17名、12月30日参加者7名

禁煙化推進は、1人では決して成果を出すことができず、同じ志を持つ者同士がチームとしてノウハウを共有し助け合うことで、大きな成果を得ることができるため、当研究会においても、相互に交流して顔の見える関係づくりが重要と考えています。
また、昨今のコロナ禍ではオンライン講演会で移動しなくても先駆者の知見を得ることができるようになった一方で、一方通行型の講演会が多いため、日々の禁煙化推進活動について色々語る場として、司会者が出したお題に基づき少人数のブレイクアウトルームで何度か語り合い、関係づくりをしました。

特に、12月30日は、今後の禁煙団体の在り方をテーマに様々な意見が寄せられ、大いなる示唆をえました。

2022年11月27日:禁煙系大規模イベント開催の座談会

参加者14名

今年の某禁煙系学術総会の大会長をはじめとした大規模な禁煙系のイベントや学術総会の運営経験者に、実際どんなところが大変だったのか、どんなところを工夫したのか、何が成功要因だったか、など色々アドリブでインタビューしました。

経験者の方が多く参加くださり、さまざまな実情と教訓を共有することができました。(オフレコなので詳しくは書けません)

2022年9月24日:議員に対する有権者の好感度に関する質問票調査

参加者12名

日本禁煙推進医師歯科医師連盟通信2022年8月号に寄稿した「議員に対する有権者の好感度に関する質問票調査」について内容を共有しました。
本件は、1534人を対象にアンケート調査を実施し、タバコ業界や喫煙者等に利益誘導する議員や、全面禁煙化を推進する議員に対する有権者による好感度を確認しました。
その結果を上記通信に寄稿しましたが、内容について本研究会メンバーにもご報告しました。

参加していた現役の議員さんからも多くのフィードバックをいただき、ディスカッションも盛り上がりました。

2022年8月27日:医師会による禁煙治療医療機関に対するアンケート調査 -11年間の調査でわかったことと今後

参加者17名

ある地域で継続的に続けている禁煙治療医療機関へのアンケート調査の結果について、非常に詳しくかつわかりやすく共有いただき、禁煙外来の実態が良く理解できました。

質疑応答の時間では、さまざまな観点での質問が飛び出し、加熱式タバコの影響や、近年増加している水タバコ(シーシャ)の実態についても議論が交わされました。

2022年7月23日:企業におけるタバコ対策について

参加者16名

企業におけるタバコ対策について、簡単なレクチャーのあと、ブレイクアウトルームに分かれてどのように進めるのが効果的か、ディスカッションを行いました。

企業を担当しているメンバーからは、その対策の実際について相談があり、有意義な意見交換ができました。

2022年6月25日:公衆喫煙所設置陳情の顛末について

参加者18名

全国的に、公衆喫煙所が無い自治体へ、公衆喫煙所の設置を求める陳情その他のタバコ利権側の活動に関する、対抗策の事例の紹介と、ディスカッションを行いました。

大学の喫煙問題や、現役の市議会議員による実例など、様々な議論や情報提供があり、非常に勉強になりました。

2022年4月16日:逆風下の禁煙治療・支援の工夫

参加者18名

コロナ禍、禁煙補助薬が無い/足りないといった逆風の中で、禁煙外来の実態や工夫していることなどについて、熱いディスカッションを行い、多くの情報交換ができました。
主に、以下3つの論点がありました。
1)まず禁煙外来へきてもらう課題
2)補助薬の処方を期待して受診した喫煙者への対処
3)補助薬なしで進める場合の方法

2022年2月20日:SDGsでの陰謀を防ぐには

参加者23名

SDGsの基本から、SDGsとタバコに関する問題について網羅的にレクチャーいただきました。

その後グループディスカッションで、どのようにこれらの問題を解決していけるのか、建設的な意見交換と発表を行いました。

2022年1月22日:ESGと禁煙化推進

参加者26名

SDGsと同様に世界的なトレンドであり、禁煙化推進との親和性も高いものです。
企業や地域の禁煙化推進に取り組んでいる方は、特に知っておくべきキーワードです。
なんと本研究会にESGのコンサルティングをしておられる方が会員にいらっしゃり、講師を引き受けていただきました。

レクチャーの後、50分にわたるディスカッションで盛り上がりました。

2021年12月5日:タバコ対策に関する意見交歓会

参加者14名

禁煙化推進は、1人では決して成果を出すことができず、同じ志を持つ者同士がチームとしてノウハウを共有し助け合うことで、大きな成果を得ることができるため、当研究会においても、相互に交流して顔の見える関係づくりが重要と考えています。
また、昨今のコロナ禍ではオンライン講演会で移動しなくても先駆者の知見を得ることができるようになった一方で、一方通行型の講演会が多いため、日々の禁煙化推進活動について色々語る場として、司会者が出したお題に基づき少人数のブレイクアウトルームで何度か語り合い、関係づくりをしました。

2021年10月23日:「山形で行われている防煙授業」

参加者21名

防煙授業(学校での、喫煙防止等に関する授業)が最も盛んに行われている地域のひとつである、山形県での防煙授業について、その中心メンバーであり防煙授業の専門家である加藤先生と土屋先生に、防煙授業の考え方や留意事項をお話しいただき、そして内容の実演をしていただきました。

明日からすぐ使える非常に実践的なノウハウだっただけではなく、30分にわたる質疑応答・ディスカッションでは、がん教育とのコラボや、ネット授業など様々な最新の取組みにも触れ、参加者一同勉強になりました。

2021年9月11日:「海浜幕張駅の公衆喫煙所実証実験の結果をどう解釈すべきか」

参加者15名

千葉市より、公表された公衆喫煙所の設置により違反行為やポイ捨て防止に一定の効果があるとの調査結果について、その解釈や問題についてディスカッションを中心とした勉強会を行いました。

調査結果には多くの疑わしい点があることが、ディスカッションにより明らかになりました。

2021年7月3日:「タバコやめたいサインを見逃すな」

参加者29名

医師、公認心理師、動機づけ面接トレーナーであり、知識・経験が豊富な清水隆裕先生先生に、ソーシャルマーケティングや動機づけ面接法など喫煙者への働きかけ、禁煙支援について、さまざまな技法の概要をレクチャーいただきました。質疑応答も活発に行われました。

2021年4月11日:「公衆喫煙所撤去のための働きかけについて」

参加者29名

「分煙による非喫煙者の保護のために」という名目で公衆喫煙所を作る動きが加速しています。
このような動きに対し、我々はどのように主張していけばいいのか、まとめているポイントや、公衆喫煙所設置を阻止できている自治体での事例や18名で構成する「公衆喫煙所に関する意識調査プロジェクト」チームで調査した結果を共有し、これらをもとにグループディスカッションを行いました。
さまざまな立場の方からの意見は、とても参考になりました。

2021年3月13日:「地域における受動喫煙検診の試み」

参加者34名

最近千葉市で、児童の尿中コチニン検査を行い、児童の受動喫煙状況を明らかにしたことがニュースになりました。

この尿中コチニン検査により、子どもの受動喫煙を可視化する取組は、もともと埼玉県熊谷市で黒沢先生を中心に長年取り組まれていました。
その取り組みと結果の分析内容について詳細にご講演いただきました。たくさんの質問があり、活発な意見交換が行われました。

2021年1月23日:「SDGsとタバコ対策」

参加者35名

  • 産業医科大学の欅田先生から、SDGsの概要と、タバコ対策との関係についてご講演いただきました。
  • その後、グループワークで「SDGsを用いてどのように禁煙化を推進していくか」について7つのグループに分かれてディスカッションを行い、様々な角度からのご発表に様々な示唆がありました。

2020年12月12日:「現役の市議会議員が、タバコ対策にまつわる実情を語ります!」

参加者27名

  • 現役市議会議員の田村ひろゆき氏が、これまでの市議会でのタバコ対策に関するはたらきかけや、市議会の特性、条例を作るまでのステップ、行政や議会への要望の仕方など、市議会の実情を非常に生々しく、かつ実践的な内容で話してくださいました。
  • 1時間にもおよぶ質疑応答では、多様な質問に対してわかりやすく、そして実践的な内容を含めて回答くださいました。
  • 田村ひろゆき氏が、ブログに本勉強会について記事を書いてくださいました

2020年11月7日:「禁煙外来・禁煙支援の色々相談会」

参加者30名

  • 事前にとったアンケートをもとに、禁煙外来や禁煙支援の上手くいった事例、アドバイス、各種お悩み事項について、現場で禁煙治療や支援に関わる先生方や、プロフェッショナルからのアドバイス
  • ここだけの話を含め、参加者相互のディスカッションが非常に盛り上がりました。

2020年10月4日:「禁煙啓発お気に入りのスライド」

参加者35名

  • 全国で禁煙関連啓発を行っているプロフェッショナル13名より、特にお気に入りのスライドについて披露いただき、その解説をしていただく企画
  • 様々な角度からユニークな啓発方法や動画が紹介され、ディスカッションも盛り上がりました。

 2020年8月1日:「受動喫煙防止条例の内容と制定経緯」

参加者28名

【アジェンダ】

  • 受動喫煙防止条例の内容
  • 受動喫煙防止条例の制定経緯
  • 教訓

 2020年7月11日:「受動喫煙症(職場の受動喫煙)」

参加者34名

【アジェンダ】

  • 職場の受動喫煙被害について、どのように対策を要望していけばよいか
  • 受動喫煙症診断の実際
  • ディスカッション
    • 改正健康増進法の施行や、受動喫煙症診断で発生している問題などを踏まえ、診断の客観性をいかに高めるか、医師としてどのようにかかわるべきなのか、産業医とのコミュニケーションの在り方など、議論が非常に盛り上がりました

2020年5月31日:オンライン禁煙化推進サミット

12名の演者のリレートーク。参加者71名。

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